INTERVIEWS

SPECIAL INTERVIEW | ルートロンアスカ×オーラス×マナトレーディング

インテリアとテクノロジーが繋ぐ 心地よい生活空間

照明・音響・カーテンがシームレスに連動し、快適な生活空間を生み出す——海外の高級住宅ではスタンダードな装備である「HomeWorks」システムが、ついに日本でのデビューを迎えた。その販売元のルートロンアスカとタッグを組み、エキシビジョンに挑むのがオーラス、そしてマナトレーディング。3社それぞれのストロングポイントをフィーチャーした3つのブースで、光と音と素材がつむぐ至福のエクスペリエンスを実現させた。その舞台裏で何が起こっていたのか。さらに、この空間でもたらされる「五感」で感じる快適さとは。3社にお話を伺った。

日本でまだ見たことのないソリューションを

谷﨑宗孝 / ルートロンアスカ株式会社
今回、最初に出展の声掛けをしてくれたのは山岡さんでしたね。
山岡裕和 / オーラス株式会社
はい、ルートロンさんの新しいホームコントロールシステムであるHomeWorksがいよいよ発売ということで、これはぜひ沢山の方に体験していただきたい、と思ったんです。以前私がアメリカを訪れた際、既に広く定着していて「なぜ日本でまだ無いんだろう」と悔しく感じたほど、まさに待ちに待ったシステムです。世界をはじめ日本でもホームオートメーションの需要が高まってきているなか、それを中心に活動している私どもの会社と、ファブリックを扱われていて私どもとお付き合いの深いマナトレーディングさん、そういったパートナーシップを活かして、これを機にぜひ新しい体験を広くプレゼンテーションしませんかというお話をさせていただきました。
谷﨑
HomeWorksは主に高級住宅向けの照明、カーテン、空調をセットにしたホームコントロールシステムで、まだ日本ではそういったものを扱う代表的なブランドが存在していないような状況ですね。日本の高級住宅向けのマーケットは今後ますます拡大が見込まれていることもあり、このたび新しいソリューションの発売に至りました。日頃、同じターゲット層のお客さまを相手にお仕事を共にさせていただいているオーラスさん、マナトレーディングさんと合同で出展するなかで、プロダクトの展示というだけでなく、新しいライフスタイルを世の中に提案して多くの人に分かりやすい形で見ていただける、その可能性に大変期待しています。
山邉貴士 / マナトレーディング株式会社
私どもはインテリアファブリックの会社で、ヨーロッパから生地を輸入して日本の皆さん向けに加工してご提供しているのですが、約3年前にルートロンさんとお付き合いが始まリました。その流れでオーラスさんとのお仕事も増えてくるなかで、従来はアナログの軸にこだわってお客さまに良いものを、という感覚だったのが、ルートロンさん、オーラスさんというテクノロジーの軸が入ることで一変して、両軸でソリューションをご提供していく形にシフトした実感がありました。実際に海外でも生活空間の光や音、いろいろなものが同時にコントロールできて心地よく暮らされているお客さまを目の当たりにして、日本でもこれがスタンダードになっていくと確信しました。今回の出展は日本の皆さんにそれを知っていただける絶好のチャンス、と私どもも手を挙げさせていただいて。
谷﨑
そうですね、今回のイベントは日本でまだ見たことのない新しいソリューションを、幅広い層のご来場者さまに体験していただける貴重な機会になると思います。特にオーラスさんはBANG&OLUFSENのショップを運営されているので、私どもが日頃接点のある方々とはまた違った職業や世代の方々にも足を運んでいただけそうですね。
山岡
BANG&OLUFSEN自体でもホームオートメーションを取り扱い始めていまして、HomeWorksもサードパーティとして認められており、信用性が非常に高いシステムになっています。今回の展示でも体験いただけるのが、BANG&OLUFSENのリモートコントローラーから照明やカーテンを制御できたり、あるいは近付いただけでそれが動いたり、逆にルートロンのスイッチからオーディオを制御するとか、そういったことが相互にできるシステムです。エンドユーザーはもちろん、設計者、デザイナー、コーディネーターといったさまざまな方に、ぜひそれを体感していただける機会になればと思っています。

24時間分を凝縮した、五感のエクスペリエンス

山岡
ホームオートメーション、と言ってもあまりピンとこないという方も多くて、何かしらスイッチがあってそれで動くと思われがちなのですが、今回のHomeWorksは全て自動でできるものなんですね。今回の展示でも、日の出・日の入りに合わせて照明の色が自動で変わっていく様子など、24時間のストーリーとして体感いただけるような空間をご用意しています。
山邉
やはり五感で体験いただくことは大事ですね。日頃のプレゼンテーションでもカーテンの動く音がすごく静かで驚かれるお客様もいらっしゃいますし、光の柔らかさ、動きのなめらかさもカタログや動画ではお伝えしきれない部分があります。今回の展示では実際の生活空間にいるイメージで、そういった日の出・日の入りに合わせて心地よく生活できるサーカディアンリズムのような、人間にとって大事な感覚もぜひ体感していただきたいですね。
谷﨑
はい。ルートロンの、世界で一番静かといわれる電動カーテンを体験いただけますし、他にも今まで日本になかった、壁のキーパッドなど新しくHomeWorksと一緒に発売されるプロダクトが多数ありますので、ぜひ楽しみながらご覧いただければと思います。
山岡
それぞれに特徴があるブースになっていますよね。私どものブースは映像やオーディオも扱っているのでシアタールームとしての空間もご用意していますし、マナトレーディングさんの方は日常生活が営まれている空間をイメージされています。
山邉
はい。リビングダイニングやベッドルームといった、まさに生活空間での臨場感あふれるソリューションを、五感で感じていただけたらと思います。素材や色というのは、光の照度などさまざまな条件によって変化するんですね。ですから生活空間に落とし込まれたときに、どんな表情を見せてくれるのか、どんな肌触りをもたらしてくれるのか、そのエクスペリエンスをぜひ楽しんでいただきたいですね。

3社のエキスパートが生み出す、進化した快適空間

 谷﨑
ルートロンのプロダクトは世界的に照明制御、電動カーテンの一級品として評価いただき、スイッチのデザイン一つひとつを取っても非常に精巧にできております。今回ご来場いただく皆さんには、その「美しく繊細なプロダクト」と「きめ細やかな制御が織りなすパフォーマンス」に触れていただければと思っています。まだまだ日本の皆さんがご存知ない、世界に認められている美しいものを提供していく。新しいソリューションを提案していく。その現場に、ぜひ立ち会っていただきたいですね。
山岡
私どものショップも2024年に大幅リニューアルオープンして、以前は小さなお店だったのですが、BANG&OLUFSENとしても日本一を目標にして、シアタールームとしてもおそらく日本で最高級のシステムを入れて、というようにチャレンジを続けています。そうしたなかでルートロンさん、マナトレーディングさんとこういった協力関係が生まれたのは大変意義深いところです。DESIGNART TOKYO 2025の会期中はBANG&OLUFSEN六本木店で各社のプロダクトを展示していますし、今後もさまざまな展開をご用意して皆さんにプレゼンテーションできればと思っています。

BRAND / CREATOR



谷﨑宗孝

ルートロンアスカ株式会社
カントリーマネージャー/日本支社責任者

ルートロンアスカ株式会社

自然光も含めたあらゆる光のトータルライト・マネジメントのコンセプトのもと、次世代ソリューションであるクラウド技術や美しいキーパッド、アプリによる直感的コントロールで、 上質で豊かな暮らしを演出します。

https://lutron.jp/company.html

山岡裕和

オーラス株式会社 
代表取締役

オーラス株式会社

「映像と音響の極みを提供するプロフェッショナル」として、オーラスは五感を刺激する提案で上質で先進的な暮らし、最高の音質と空間を提案します。

https://auras-inc.co.jp/about

山邉貴士

マナトレーディング株式会社 東京 営業2部 部長

マナトレーディング株式会社

インテリアとデザインが持つ限りない可能性を信じ、ファブリック、壁紙、ラグ、照明、モールディングなどのインテリアマテリアルだけでなく空間全体をコーディネートするMANASは人の美しい暮らしを創造していきます。

https://manas.co.jp/pages/about-manas
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